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障害年金への道 [障害年金への道]

精神障害にも様々な福祉制度があります。ワシの住む街、長崎市の場合について説明します。

●精神障害者保険福祉手帳
長崎市の場合のメリット
 ・通院医療費公費負担制度申請の簡略化
 •障害年金申請の簡略化
 •一年間に5千円分のバス代・路面電車代の補助
 •市の有料施設利用の割引
つまり、最初から公費負担・障害年金をもらっている場合、メリットはほとんどないということです。
申請場所は保健所、市役所(別館1F)の障害福祉課。または下記の自立支援法とセットで病院で手続きしてくださることもあります。
表には『障害者手帳』としか書いてありませんので、ご安心を。
手帳を提示すると携帯料金が安くなる、というサービスを各携帯電話会社が実施しているようです。使えるものは是非使いましょう。

●自立支援法(精神通院)
お金の悩み相談になると、必ず「自立支援は申請しましたか?」と確認されるほど、メジャーな制度です。
地方自治体によって違いがありますが、収入によって通院費用(治療代+薬代)に上限があるというものです。これはあくまで通院だけに適用されるので、入院には適用されません。
通院にかかった費用の一部を市が負担してくれる便利な制度ですので、通院が長引くような場合には是非申請してください。
自分からカミングアウトしない限り、周りに分かるようなことはありません。でも、病院の待合室にいると、やたら安上がりな金額を受付のお姉さんから言われるので、時々不思議な目で見られることがあります。訊かれたことはありませんが。
自分で保健所に行く場合もありますし、ワシのように病院が代行してくれるところもあります。2年に1回秋頃に再申請しています。

●障害年金
一言:「意味わかんねー!めんどくせー!早くしろー!」です。
「人が死ぬのを待ってるんじゃねーのか?」と余計な邪推を(文章変)するくらい、時間がかかります。ワシは5月末から準備をはじめ、6月11日に申請しました。着てはもらえぬセーターを編みながら待ってます。
うつ状態の時でなくて本当によかったです。様々な手続き・書類書きなど、うつ状態ではとてもできません。

*障害年金とは
あくまで、初診日(初めてその病気で診察を受けた日)に加入していた年金の種類で分類されます。
そして認定を受けられるかどうかは、納付状況と初診日から1年半後の状態で判断されます。
そしてさらに、等級の判定は担当の医師の診断書によって判断されます。判断する人は『精神保健法指定医』さんたちです。

○気をつけるべき点
初診日にどの年金に加入していたか、どれくらいきちんと納めていたか調べる。『年金を納めましょう』のスローガンはバカにできないですよ。学生でももちろんです。ワシは免除を受けたりしてましたが、払っていないことも多かったので冷や汗モノでした。追納制度があってよかったです。

年金改正になる前、学生は年金を払わなくてもいいことになっていました。その時に発病した人は『無年金障害者』となってしまっています。身体障害でもそうです。フォロー団体はあります。

治療経過を思い出しておく。そのためには通院中のメモ、入院中の日記、家族からの聞き込み、かかった病院への問い合わせなど必要になります。病院への問い合わせは電話では受け付けてくれませんので、お手紙を出しましょう。お金がかかります。人生すべて金なのさ。

*障害基礎年金
国民年金だけ払っていた人はこの基礎年金だけになります。等級は1級・2級のみ。
*障害厚生(共済)年金
初診日に厚生年金に加入していた人は、この年金になります。基礎年金に上乗せされた受給額になります。1級・2級・3級とありますが、3級に認定された場合、基礎年金には3級はないので、『障害厚生年金3級分』だけの支給になります。公務員は共済になります。(ね、ややこしいしょー?)

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