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精神病患者と保険 [精神病患者と保険]

今日は保険について書いてみたいと思います。(おお、ブログっぽいw)

私は今48歳ですが、29歳の頃、まだ発病する前に加入した生命保険がありました。
定期終身タイプで、死亡・高度障害保障が500万円。
災害・疾病入院給付金が一日5千円。ですが、入院5日目からしか適用されない。
女性特定疾病入院特約が一日5千円。
その他余命6か月以内と判断されたときの給付金・代理請求特約

という条件の悪い保険でした。それでも当時としては普通だったと思います。これで保険料が4500円程度。まるっきりの掛け捨てではないのですが、もったいなさすぎます。もっと貯まらんものか。
一番のネックは入院保障が5日目からしか適用されないこと。
最近ではガンなどの手術でも1日で帰されることもありますし、さらに精神科でも病状によってはそんなに長く入院させないこともあるようになりました。特に私の通っている病院では、ストレスケア病棟という、本当に一時的に入院する開放病棟があって、そこでは数日の入院にしかなりません。
できれば1日目から適用を受けたい。

それで、ずっと自分でも入れる保険を探していました。
ちょうどタイミング良く、母の保険の見直しの時期に当たりました。すると保険のおばちゃん、私にも保険を勧めてきました。そこで私が「薬など飲んでいるので新しい保険には入れないだろう」と言うと、パンフレットを差し出しました。今、テレビCMでよくやっている医師の診察なしで入れる保険のようです。
中身を見てみると本当に3つの告知で済むらしい。
保険のおばちゃんはしきりに私の病名を訊いてくるけど、私も頑固だから答えない。昔からこのおばちゃん、少しおしゃべり。守秘義務はあるんだろうけど、うっかり近所に言われちゃかなわない。
大体、告知しないで済むんだったらわざわざ言うことないじゃないか。ということで頑として言いませんでした。そしたら、おばちゃんも諦めたらしく保険の説明をしてくれました。

今、入っているA社の保険と比べてみました。
死亡・高度障害保障の額はガタンと落ちますが、入院一日目から適用されるようだし、10年後には死亡保障と同じ金額の一時金が出る。掛け捨てではないのです。
それになんといっても告知が3つで済む。告知内容を見てみると、おおよそガンにかかって入院を勧められていないかという内容。私には当てはまりません。通院していても、2年以内に入院してその関係での通院でなければ告知しなくて済むそうです。これはありがたい。

それでこのB社の保険に入った場合の保険料を計算してもらいました。約1万円で済みそうです。
1万円なんて高いと思うかもしれませんが、私は実はA社の個人年金保険に加入しようとして断られた経験があります。本社に尋ねてみませんでしたので、理由はわかりません。その月々の払い込み料が1万円だったのです。その分を考えてみるとこのB社の保険だと一時金を年金として考えればいいんじゃないでしょうか。

他に病気に関係なくて入れる個人年金といえば、ゆうちょ銀行のものがありますが、これは50歳までに入らないといけないので、過ぎた人は入れません。私はこれにとっても入りたいのですが、元手のお金がないので、残念ながら入れません。負担がちょっと大きすぎる。公的年金をもらえるまでの10年間に月に3万ほどいただけるようなので、元手がある方は検討してみてはいかがでしょう。ゆうちょ銀行の回し者じゃないですよ?w

そういうわけだったので、B社の保険に入ることに決めました。本当に入れるかどうか不安でしたが、2週間後に証書が送られてきたので、ほっとしました。
それでA社を解約したら営業のお姉さんがすっ飛んできまして、そんな保険が本当にあるのか根ほり葉ほり訊いて行きました。A社は最大手と言ってもいいほどの有名保険会社なのですが、そんな保険はないそうです。「あったらご提案できたのに」と言っていました。急にお金が必要になったのかと思ったそうです。そんな保険まで解約するような急なお金って・・・と思いましたが、ま、いいや。
A社の積み立て配当金が少しできたので、これは金融商品に代えようと思っています。20年払ってこれっぽっち・・・と思いましたがあるだけでもありがたい。
B社のは死亡保障が少し心もとないけれど、親より長生きすることを考えたら死亡保障はなくてもいい、と考えました。先立ったら「ごめんね」ってことでww

とにかく、病気で保険に入れないと思っている方、探せば自分にあった保険がありますから決してあきらめないでくださいってことです。私が入ったB社のは保険料が高いと思っても、掛け捨てで安いのもあるようなので、頑張ってください。
私たち患者は入院する可能性が高いですよね?なので、あらかじめ保険に入っておく、というのは自衛手段だと思っています。

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